北アルプス山麓を駆ける!「アルプスあづみのセンチュリーライドの挑戦」

はじめに

「アルプスあづみのセンチュリーライド」という名前のサイクリング大会が2009年に生まれた。9月後半の連休に開催された第1回大会には、136名の参加者があった。第2回からは、安曇野が最も美しい5月末に開催時期を移し、第5回となった2013年には1500名を超える参加者が全国から集まっている。

もともとは「公園どうしの連携」というテーマでスタートしたのだが、そのコアは「北アルプス山麓を颯爽と自転車で走り回れたら楽しいだろうな」という発案者の想いにある。

運営を重ねる過程で「公園どうしの連携」はむしろ薄れ(実際、主会場として信州スカイパークのサッカースタジアム=アルウィンが使われたのは1回目だけ)、大人気のサイクリングイベントとして定評を得つつある。また、県外から多くの参加者が集まるため、スポーツツーリズムの観点からも注目されるようになった。
さて、本書「アルプスあづみのセンチュリーライドの挑戦」だが、「アルプスあづみのセンチュリーライド」は、いったい何に「挑戦」したのか? そしてその結果はどうだったのか?