第3章1 雨のAACR2011-1
2025/3/12更新
2009 9月に開催・アルウィン発着・136名の参加者
2010 5月に開催・梓水苑発着・604名の参加者
初回から一気に4倍となる参加者を迎えて何とか終了したAACR2010。
さて3回目をどうするか?懸案事項は山積みである。
●懸案1 参加者数の設定は?
- 2010は500名を想定していたが、想定を超える604名となった
- 増える、増やす前提として何人が妥当か?
- 運営体制もそれに合わせた強化が必要
➡1,500名とする。
●それに見合う会場をどうするか?
- 梓水苑では600名の参加者でギリギリ。
- 駐車場、受付会場、朝のスタート、フィニッシュ受付を回せる会場は果たしてあるか?
➡松本大学とする。
●ルートをどうするか?
- センチュリーライドと名称しているが、2010の実距離は140km
- 文字通りのセンチュリーライド(160km)にするとして、どのルートを走るか
- その場合のエイドは?
➡鹿島槍スキー場を通る160kmとする(エイドも設定)
●スポンサーを見つけるには?
- 参加費だけでの運営は非常に厳しく、原資が足りない
- このイベントに賛同し協力してくれるスポンサーがほしい
➡有限会社アキコーポレーション様が冠スポンサーに!
➡LOUIS GARNEAU presentsアルプスあづみのセンチュリーライド2011へ
2010から2011への変更点は詳細を挙げるときりがないほどだが、それだけ関係するスタッフ全員で「安全で、楽しく、地元にも迷惑をかけないサイクリングイベント」にするため走り回って知恵を絞り、計画をまとめたのだ。
その計画に賛同してくださった地元の皆さまのご協力無くしては、実現は不可能だった。特にエイド運営で多大なご協力をいただいたNPOぐるったネットワーク大町の皆さま、白馬アラグランデシニアの皆さまには、この場をお借りしてお礼申し上げる。ありがとうございました。
●AACR2011大会要項
大会名称 | LOUIS GARNEAU presents アルプスあづみのセンチュリーライド2011 |
主催 | アルプスあづみのセンチュリーライド2011実行委員会 (構成団体:国土交通省国営アルプスあづみの公園事務所、TOY BOX、松本大学、アルプスあづみの公園管理センター) |
共催 | 信濃毎日新聞社 |
特別協賛 | 有限会社アキコーポレーション |
プロデュース | 鈴木 雷太(BIKE RANCH) |
後援 | 長野県、松本市、安曇野市、大町市、松川村、白馬村、信濃毎日新聞、NHK長野放送局、SBC、NBS、TSB、ABN、FM長野、市民タイムス、松本平タウン情報、大糸タイムス |
協力 | 一般社団法人松本観光コンベンション協会、財団法人梓川ふるさと振興公社、大町市観光協会、白馬村教育委員会、白馬村観光局、鹿島槍スポーツヴィレッジ、ぐるったネットワーク大町、黒部ダムカレー.com、アラグランデシニア、チームVAMOS、松本CC、松本大学自転車部、BIKE RANCH、㈱アドソニック |
開催日程 | 2011年5月28日(土) 受付 2011年5月29日(日) 大会 |
会場 | スタート/ゴール 松本大学 |
コース | 160kmコース 松本大学 ⇔ 白馬ジャンプ競技場(鹿島槍スキー場経由) 150kmコース 松本大学 ⇔ 白馬ジャンプ競技場(仁科三湖経由) 90kmコース 松本大学 ⇔ 国営アルプスあづみの公園【大町・松川地区】 50kmコース 松本大学 ⇔ 国営アルプスあづみの公園【堀金・穂高地区】 |
参加費 | 高校生以上 7,000円 小中学生 4,000円 |
募集定員 | 1,500名 (申込/160km:770人 150km:160人 90km 300人 50km:120人) |
参加資格 | ○小学生以上の健康な男女で、本コースを指定時間内で完走できる方 ○実行委員会の定めた参加規約、大会規則を遵守できる方 *未成年者が参加する場合は、保護者の同意が必要です。 *小学生が参加する場合は、成人の伴走が必要です。 |
参加できる 自転車の種類 | ①ロードバイク、②クロスバイク、③MTB、④シティサイクル*1、⑤ピスト*2、⑥タンデム *整備された、公道を走れる自転車で参加してください。整備不良の場合は参加をお断りする場合があります。 *1:いわゆるままチャリを含みます。 *2:前後ともブレーキが装備されているものに限ります。 |
●AACR2011エイド
№ | 場 所 | 運営開始時間 運営終了時間 | 提供品 |
1 | 梓水苑 | 6:30 15:40 | バナナ、豚の丸焼き(復路) |
2 | 国営アルプスあづみの公園 【堀金・穂高地区】 | 7:00 15:00 | バナナ、お菓子 |
3 | 国営アルプスあづみの公園 【大町・松川区】 | 8:00 14:00 | お母さんのねぎみそおにぎり |
4 | 鹿島槍スポーツヴィレッジ | 8:30 12:00 | おざんざ(うどん) |
5 | 簗場(やなば)駅 | 8:30 13:00 | バナナ |
6 | 白馬ジャンプ競技場 | 9:00 12:00 | トン汁、紫米おこわ、バナナ |
●AACR2011ルート
第3章2 雨のAACR2011-2
2025/3/27更新
第1回136名、第2回604名、第3回1,344名とわずか3年で10倍増!
今思い返しても驚異的な増え方だと思う。
その分、運営体制の不足も露見した大会運営だった。
まず主会場を前年の梓水苑から松本大学総合グランドに変更したが、グランドの出入り口が1カ所しかなく、参加者の動線が確保できない。思案の末臨時に仮桟橋をつくってスタート口を確保したが、当日は雨のため仮桟橋上は自転車に乗らず押してもらった。地元農産物直売所も出店していただいたが、雨天でほとんど売り上げがなく、非常に申し訳なかった。
2月1日からエントリーを開始し、順調に参加申し込みが増えてきた3月11日に東日本大震災、翌日に長野県北部地震が発生。他のイベントが続々中止になる中でAACRはどうすべきか?実行委員会で協議を重ねた結果「開催」とした。
当日は、あいにくの雨天。開催すべきかどうか協議し「開催」とした。ただし、大町エイド以北は山もあるためルートを短縮し大町エイドでの折り返しとした。数名が大町エイドから折り返さずに先に行ってしまったが、何とかその先で折り返してもらい事なきを得た。
鹿島槍エイドと白馬エイドで提供を予定していた食材を急遽大町エイドと穂高エイドに運び、ふるまった。
1,334名の申込者のうち実走者が615名。最終参加者が松本大学に戻ってきたときは心底ほっとし、思わず涙が出たことを覚えている。
今と違って仮設関係を業者に発注ではなく、松本大学からお借りしたテントを地元造園業の皆さまがボランティアで建ててくださったため、雨でぬれたテントは翌日片付けた。片付け作業は松本大学の学生諸君が手伝ってくれたが、これも大仕事だった。
こうした経験を糧に、外注すべき業務は外注するなど年々運営体制を整備していったが、多くの方のご支援によって今があると改めて思う。
AACR2011フォトギャラリー



















