１－１　２０年目のＡＡＣＲへ向けて

２００９年の第１回開催から１１年経ちました。この１１年で、スポーツバイシクルが少しずつ社会に認められるようになってきたと思います。安曇野を訪れるサイクリストも確実に増えています。自転車活用推進法の制定が追い風となって、長野県も観光政策の一つの柱として本格的に取り組み始め、「Japan Alps Cyclingプロジェクト」が始動しました。
もちろん良いことばかりではありません。地元の交通事情への影響や安全管理上の問題等新たな課題も多く出てきました。自転車好きが自転車好きの人たちに向けて開催していたのが、今までだと思います。
２０年目のＡＡＣＲに向けて、私たちは「社会性、公共性」をテーマに取り組んでいきます。長野県におけるスポーツバイシクルが「地域にとって価値ある文化であり、地域社会に貢献するアクティビティ」となったら素晴らしいです！
２０２０年は、東京オリンピック／パラリンピックが開催されます。私自身がＡＡＣＲに取組む時間は限られてしまいますが、スポーツバイシクルが競技としてだけでなく、健康、観光、環境に資する素晴らしい文化として地域社会に位置づけられるために、とても重要な１年と考えています。
地域の皆さま、サイクリストの皆さま、そして運営する私たち実行委員会、三方良しの大会となりますよう頑張りますので、引き続きご支援くださいますようお願いいたします。

 

１－２　１２年目のＡＡＣＲ運営方針

１２年目のAACRは、原点である「北アルプス山麓を颯爽と走り回ったら楽しいだろうな＝自転車の楽しさ」を最大限感じられる大会にしていきます。そのために安全で、シンプルで、スリムな大会にすべく、桜と緑の参加者総数を3,000人とし、クラスも絞り込みました。そのため参加費を値上げさせていただくこととなり、この点は心苦しいですが皆さまのご理解を賜りますようよろしくお願いいたします。

２－１　アルプスあづみのセンチュリーライド２０２０へ参加をお考えの皆さまへ

AACR2019からAACR2020へ、主な変更は次の３点です。

「アルプスあづみのセンチュリーライドに参加したい」という多くのサイクリストのご要望に応えるために、桜と緑の2回開催、梓水苑とあづみの公園の2か所スタート導入によって参加定員を広げてきました。しかし、来年に向けては参加者数を4,200人から3,000人へと減らします。地域の交通事項に対してキャパオーバーになっていると言わざるを得ない現状だからです。地域の皆さまには、普段と大きく異なる交通状況を強いてしまっています。地域の皆さまのご理解を得て大会を継続していくために、まずは参加定員を減らします。

第1回AACRの参加費は5,000円でした。そこから何度か値上げしてAACR2017から10,000円の参加費とさせていただいています。もちろん決して安くない金額です。ただ、毎年安全対策の強化、ルートやエイドの変更・充実など改善を重ね、そのたびにコストが増しています。運営に協力いただいている皆さまに事業として関わり続けていただくためには、応分の支払いが欠かせません。幸いにしてメインスポンサーさんのご支援などにより、やっとやっと収支の均衡を保っているのが現状です。参加者数を減らせば当然収入も減ります。2020では、今までご支援いただいてきたメインスポンサーの撤退と消費増税もあり、経済的な行政支援を頼らない私たちがAACRの独自性を維持しながら大会を継続していくためには、当然収支バランスを見直す必要があります。このような状況から「参加費の増額」という判断に至りました。もちろん「それは努力が足りない」というお叱りもあるでしょう。どうか皆さまのご理解をお願いいたします。

「１００％の安全」を実現するため、セーフティサポートライダー制度を創設します。
AACR2020では、交通ルールを守り他の参加者の模範となって走行するセーフティサポートライダーを、桜・緑各100名募集します。「AACRは安全走行があたりまえ」という全体の雰囲気をつくるために、過去にAACRの160kmクラスに参加し完走した経験がある、メカサポートができるなどの条件を満たす方にご応募していただければと思います。ぜひ一緒になって「１００％の安全」を実現しましょう！
なお、昨年医療ボランティア（緑からAEDボランティア）の取組みを始めましたが、今年も引き続き取り組みますので、医療関係者の皆さまのご協力をお願いいたします。
2018、2019と実施した「チャリティエントリー」についても引き続き取り組んでいきます。

長野県におけるスポーツバイシクルが「地域にとって価値ある文化であり、地域社会に貢献するアクティビティ」となりますよう、みなさまのご理解とご支援をよろしくお願いいたします。

２－２　アルプスあづみのセンチュリーライド２０２０大会概要

主催	アルプスあづみのセンチュリーライド実行委員会
プロデュース	鈴木　雷太（一般社団法人ライド長野）
クラスとルート	① 160km　梓水苑　⇔　白馬 ② 120km　国営アルプスあづみの公園【堀金・穂高地区】　⇔　白馬
参加申込み	ランネットより受付
参加資格	○実行委員会の定めた参加規約、大会規則を遵守できる方 〇健康状態が良好で、本コースを指定時間内で完走できる方 ○160kmクラス：中学生以上 〇120kmクラス：小学生以上 ＊未成年者が参加する場合は、保護者の同意が必要です。また、小中学生は参加申し込みをした成人と一緒に走行してください。

２－３　桜のアルプスあづみのセンチュリーライド２０２０概要

開催日	2020年4月25、26日
ルート	160km　梓水苑⇔HH地区⇔OM地区⇔青木湖⇔白馬
募集定員と参加費	クラス	Start	定員	参加費
	160km１組	5:30	500	高校生以上：13,000円　中学生：7,000円
	160km２組	6:00	500	高校生以上：13,000円　中学生：7,000円
	160km３組	6:30	200	高校生以上：13,000円　中学生：7,000円

２－４　緑のアルプスあづみのセンチュリーライド２０２０概要

開催日	2020年5月23、24日
ルート	160km　梓水苑⇔HH地区⇔OM地区⇔青木湖⇔白馬 120km　HH地区⇔OM地区⇔青木湖⇔白馬
募集定員と参加費	クラス	Start	定員	参加費
	160km１組	5:10	500	高校生以上：13,000円　中学生：7,000円
	160km２組	5:40	500	高校生以上：13,000円　中学生：7,000円
	160km３組	6:10	200	高校生以上：13,000円　中学生：7,000円
	120km１組	5:00	300	高校生以上：12,000円　小中学生：6,000円
	120km２組	5:20	300	高校生以上：12,000円　小中学生：6,000円

２－５　エイド

エイド名称	場　　所	累計距離	区間距離
梓水苑	梓水苑	0.0	0.0
あづみの公園穂高	国営アルプスあづみの公園 堀金・穂高地区	23.0	23.0
あづみの公園大町	国営アルプスあづみの公園 大町・松川地区	43.0	20.0
青木湖	旧ヤナバスキー場駐車場	67.0	24.0
白馬	ルポゼ白馬	85.8	18.8
青木湖	旧ヤナバスキー場駐車場	97.5	11.7
安曇野	安曇野市研成ホール	135.7	38.2
梓水苑	梓水苑	155.5	19.8

２－６　参加者募集

㈱アールビーズが運営するスポーツイベント受付サイトから受付

１）チャリティエントリー	開始　2020年1月13日（月）18：00 終了　2020年1月20日（月）23：59
２）サポートスタッフ ①セーフティサポートライダー ②AEDサポートライダー	開始　2020年1月13日（月）18：00 終了　2020年1月31日（金）23：59
３）一般エントリー	開始　2020年１月25日（土）18：00 終了　2020年2月07日（金）23：59

※募集期間であっても定員になり次第締め切りとなります。
※AEDサポートライダーの募集はe-moshicomで行います。